AI音声入力システム「medimo」
PdMUX DesignAIMedical IT
概要
medimo は、医師と患者の診察音声を解析し、医療用フォーマット(カルテ記載)に自動整形する AI音声入力システム です。
医師が患者の目を見て診察できる環境を実現し、残業時間削減・事務作業約25%削減に寄与しています。
私は PdM兼UX設計・デザイン案作成として、顧客インタビューからMVP設計、UI/UX設計、実装・運用までを一貫して担当しました。ビジュアルデザインは、業務委託のプロデザイナーと協働しています。
課題
- 診察後のカルテ入力による長時間残業: 診療時間と同じかそれ以上の時間が事務作業に費やされている現状。
- 診療の質の低下: 事務作業の負担が、医師の精神的・肉体的余裕を奪ってしまう構造。
- 音声入力の限界: 音声入力自体は存在しても、医療現場の独特な用語や文脈に対応できず「実務で使えない」ケースが多い。
さらに当時は、医療向けAI音声入力という前例がほぼなく、参考となるUIが存在しない状態でした。

UX・デザインで意識したこと
本プロダクトでは、**UI/UX・業務フロー・法律(制度)**の3方向を同時に満たす必要がありました。PdMとして業務と制度を深く理解した上で、以下の点を重視しました。
- 業務フローの徹底理解: 医師・医療スタッフそれぞれの診察から会計までのフローを詳細に把握。
- 法規制への準拠: 診療報酬制度や、厚生労働省が定めるカルテ記載ルール(真正性・保存性・見読性)への確実な対応。
- 「相棒」としての体験設計: 単なる「AIを操作する」ツールではなく、医師の医療秘書として自然に振る舞い、思考を邪魔しない体験。
UXを壊さず、かつ厳しい法制度に耐えうるUI構造を設計しました。

アウトプット
- 新機能企画
- 画面 UI / UX設計
- 顧客向け操作マニュアル
- 新リリースLP
- メールマガジン
- 販売用 商品説明スライド
結果
- 医師が患者の目を見て診察できる時間が増加。
- カルテ入力を中心とした事務作業を 約25%削減。
- 実運用に耐えるAI音声入力システムとして、多くの医療現場で継続利用されています。
「AIがすごい」ではなく、医療現場で “使われ続ける先生の相棒” をUXで実現できたことが高く評価されました。
この実績から提供できること
- 業務・制度を理解したUI / UX改善
- 前例のないプロダクトのUX設計
- 業務システム・医療系SaaSの設計
- LP・資料・オンボーディングまで含めた体験設計